秦野市観光協会 - Hadano City Tourist Association
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  丹沢の稜線、雪景色の中の鳥たち

    平成23年3月12日(土)掲載

ゴジュウカラ       『ゴジュウカラ』

今、丹沢は今年一番の積雪となっています。
こんな中でも、野鳥たちの活動は盛んです。

丹沢の稜線の雪の中での野鳥を紹介します。
3月9日現在、塔ノ岳から丹沢山の稜線では積雪は50-60cmくらいです。
静まり返った雪景色の中で、ゴジュウカラ、マヒワ、アカゲラ、コゲラ、などの鳥を見ることができました。


マヒワ       『マヒワ』

ゴジュウカラ(五十雀:1枚目の写真)を見たことがあるでしょうか?
シジュウカラ(四十雀)は町中でも見られますが、ゴジュウカラは山の中に住んでいて人里近くでは見られません。スズメより少し小さく、丹沢山域の1200m-1600mのところではほぼ一年中見ることができます。

ゴジュウカラは木を逆さに降りることで有名な鳥です。一見灰色で地味に見えますが、日射しによって青みがかった背中の色と、胸の白と尾に近い部分の赤茶色とのコントラストが綺麗な鳥です。ゴジュウカラは忙しく動き回ってブナの木についた苔を集めているようでした。一面の雪野原ですがもう巣作りを始めているようです。


アカゲラ       『アカゲラ』

マヒワ(♀ メス:2枚目の写真)は、メジロより少し大きいが小さい鳥です。黄色の羽と黒の斑が良く目立ちます。食べるものが無さそうな風景ですが、雪の中に頭を出しているアザミのような花の種を鋭い嘴でしきりに啄ばんでいました。

また、アカゲラ(3枚目の写真)が、羽音をたてながら木から木へと飛びまわって、木をつついていました。
コゲラ(4枚目の写真)の休みなく木をつつく音が、静かな山の中で響いていました。


コゲラ       『コゲラ』

雪山の中でも、歩みを止め、鳥の鳴き声や音に耳を澄まし、音の主を探すとだんだん鳥の姿が見えてきます。

(情報提供 はだの野鳥の会)

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