秦野
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平成29年2月28日(火)更新  カテゴリ[その他]

2016秦野観光写真コンクール表彰式を実施-入賞作品発表!


   『表彰式の様子』


本日、2016秦野観光写真コンクール表彰式を行いました。ここで全体講評と上位入賞作品の講評をご紹介させていただきます。

2016秦野観光写真コンクール入賞作品アルバムを見る

《全体講評》
 最近は国内からはもちろんですが、外国から日本を訪れる方が増えている中で、観光の重要性が非常に多く叫ばれております。どのような場所がある、またはどんなイベントがあるかなどをPRするために、観光写真というものは大きな役目を担っていると思います。写真の中でも観光写真というのは、一つのジャンルが確立されているということです。
 例えば、秦野市の自然やイベントを対象にした絵はがきというものがあります。またはフリーに撮影するというものもあります。その中で「秦野という場所を内外にアピールする」という目的に合致するものを撮るというのが観光写真なのですが、それはどちらに寄りすぎてもいけないと思います。やはり中間に位置するわけですが、そのあたりは作者の企画力、撮影のテクニックなどによって決まってくるものです。
 今回たくさんの応募作品が寄せられました。その中で入賞作品、それも特に上位の方に共通して見られるのは、目的にうまく焦点を当てているということです。


推薦  「ダイヤモンド富士、荒波の狭間に」   中村彰宏


《講評》
 ダイヤモンド富士は年に二回見られますが、富士山の写真を撮る人にとっては一度は撮りたいもの。また富士山を愛でる人にとっては、いい作品を見たい、と思われるものですが、それには偶然ということが非常に多く作用すると思います。
 この作品もアピールコメントに書いてありますが、最初は富士山がはっきり見えてなかったが、だんだんとはっきり見えるようになってきた、とあります。
 まず富士山のいい姿が出てこなければダイヤモンド富士は成り立ちませんし、それから当たり前のことですが、太陽の存在が重要です。そこにさらに周囲の状況というのが必要なのですが、この作品の場合は、荒れる雲海という偶然がうまく作用したと思います。
 まさに、「荒波の狭間」にダイヤモンド富士が、くっきりと浮かび上がっております。非常に魅力的な作品になっています。


特選  「紅葉の湖」   久田秋義


《講評》
 震生湖という場所のいわれを知らない方がいらっしゃると思いますが、関東大震災の時に生まれたものです。ですから場所の名前の中にもそれが表されています。大災害がもたらした光景ではありますが、再びこういったことがないように、というのは誰しもが望むところですね。
 この場所は四季折々に見所がありますが、特に紅葉はきれいです。この作品はまず紅葉の真っ盛り、そして晴天、そういうチャンスを十分に活かしていると思います。太陽を木漏れ日という形で取り入れています。全体を見ますと紅葉を額縁的に周囲にめぐらせており、その中に静かに釣りをする人を入れています。特に額縁の紅葉が非常に大きなインパクトを与えると思います。
 写真というのは、光と陰で成り立つものですが、その中で特に紅葉というのは、光の効果が大きいです。それを十分に活かした作品です。


特選  「今年も青空・虹のように」   高橋保志江


《講評》
 出初式の写真ですが、アピールコメントに「今年もまた素晴らしい虹が見られました」と書いてあります。出初式というのは新年当初に行われる伝統的な行事ですが、その中でも水を扱う、ということから虹が現れるチャンスが大きいです。
 この作品の虹も画面いっぱいに大きく架橋となっています。これはどちらかというと背景的なのですが、真ん中に消防車を置き、天高く放水の光跡があり、大変力強い作品だと思います。
 消防というのは大きな役目を持ってるわけですが、一つの眺めとしてみますと出初式は大変魅力的だと思います。


特選 「目覚めのとき」   川田岩治


《講評》
 紫陽花という花を撮る場合に、朝の瑞々しさがかなり重要だと思います。
 この作品は左の方に太陽が昇ってきていますが、その光跡を取り入れ、遠景に橋を入れ、手前に額紫陽花。十分にバランスのとれた構図ということです。
 空の明るみを取り入れているのですが、データを見ますとハーフNDというフィルターを使ったと書いてあります。これは空と地上の明るさをコントロールする、というものです。デジタルの場合は他にも方法はあるわけですが、作者はオーソドックスな手法を取り入れているというわけです。
 構図は平面的な構成ですが、やはり部分的な明るさのコントロールをするということも含まれており、いい朝の様子が表現されています。

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他の入選作品につきましては、入選作品アルバムのページをご覧ください。
プリントされた入選作品は、今後、各公民館や5月下旬に開催される秦野市商工まつりにて展示する予定です。

2016秦野観光写真コンクール入賞作品アルバムを見る


今回の応募作品は、 応募総数954点、243名(うちオンライン応募は617点で164名、プリント応募は337点で79名)でした。
来年度も写真コンクールを開催いたしますので、皆様の力作のご応募お待ちしております。


《問合せ先》 一般社団法人 秦野市観光協会 TEL:0463-82-8833

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