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平成26年2月27日(木)更新  カテゴリ[イベント]

2013秦野観光写真コンクール表彰式を実施−入賞作品発表!

2013秦野観光写真コンクール表彰式を行いました。今回は、全体講評と上位入賞作品の講評をご紹介させていただきます。

2013秦野観光写真コンクール入賞作品アルバムを見る

   『表彰式』

【全体講評】
 今回の出品数は、前回より少なくなっています。
 「数は力なり」という見方と「作品がセレクトされた」という見方がありますが、今回の応募作品を見ますと、後者の、内容がセレクトされた作品が多かったと思います。
 観光写真というのは、写真の分野の中でも特殊で難しい点が多くあります。内容的に非常に高度であってもその土地をアピールする力がないと作品としては、物足りません。作品の中にその点で不足している作品がいくつか見当たりました。
 観光写真というのは、他の土地の方が秦野に来てみたい、秦野のイベントに参加してみたい、そのような欲求に繋がる作品が選ばれるわけです。
(審査員:伊奈喜久雄 氏-フォトコンサルタント)

   『推薦:イルミネーション  広瀬奈津美さん』

【講 評】
 秦野の観光写真として、大変多くの方が秦野戸川公園を撮影します。どの季節を撮るのが良いか選択しますが、四季の中でもこの作品のようにクリスマスのイルミネーションに着目したというのは、大変良かったと思います。
 イルミネーションを撮る時、イルミネーションの光りの中、周囲がそれほど暗くならない状態で画面に入っているかが重要な点です。つまり、撮影する時間帯が大切なのです。イルミネーションの点灯、空の暗さ、そのバランスを上手く撮るということ、その点でこの作品はうまくいっていると思います。構図も遠くに風の吊り橋を入れ、近くにツリーのイルミネーションをいくつか入れ、うまくバランスをとっています。

   『特選:僕たちの紅葉狩り  清水進さん』

【講 評】
 撮影場所は震生湖。四季それぞれの美しさがあると思いますが、その中でもやはり紅葉の時期が見事です。
 幼稚園または、保育園の児童たちが紅葉狩りに来ました。湖畔に立って、綺麗な紅葉を眺めています。このような小さい子供たちでも美しいものには、きちんとそれなりの視線を向けるのですね。
 子供達と紅葉の光線状態が違います。紅葉の方に強い光線が入り、人物の方は多少影になっています。この2つのバランスの中で紅葉の美しさが光っていると思います。やや高い位置から撮っていて、遠近感も十分に出ています。

   『特選:伝統のたばこ音頭  藤沢政義さん』

【講 評】
 毎年、行われている秦野たばこ祭での一つのイベントです。
 盆踊りをどのように撮るか、いろいろな撮り方がありますが、この作品はユニークな撮り方をしています。
 まず、列の手前、高い位置を確保しています。表情を入れず、踊り手が横を向いた瞬間を撮っています。一番手前の画面上主役になる部分の笠が印象的です。手の仕草も笠とバランスを取って、配置されていると思います。画面構成上、高い位置をどのように捉えるかによって、踊りのスケール感につながります。

   『特選:お先に  佐藤孝幸さん』

【講 評】
 丹沢山塊の塔ノ岳山頂で捉えたものです。
 秦野市は広いところですので、冬季は、日によって積雪が見られます。冬季に登るハイカーの力強さもありますが、富士山を借景にしている点が惹きつけられるポイントだと思います。
 富士山は確かに美しいですが、そのそばに雲が必要です。この作品には雲が良い具合に入っています。富士山、木に積もった雪、登っていくハイカー、この3つの連携が上手いと思います。
 「お先に」という画題ですが、降りていく方とこれから登っていく方の人間関係が入りこんでいるわけです。


他の入選作品につきましては、入選作品アルバムのページをご覧ください。
プリントされた入選作品は、今後、各公民館や5月下旬に開催される秦野市商工まつりにて展示される予定です。

2013秦野観光写真コンクール入賞作品アルバム

今回の応募作品は、 応募総数697点、194名(うちオンライン応募は411点で117名、プリント応募は286点で77名)でした。
来年度も写真コンクールを開催いたしますので、皆様の力作のご応募お待ちしております。

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