秦野
    Top  > 最新情報:平成30年3月2日(金)

平成30年3月2日(金)更新  カテゴリ[その他]

2017秦野観光写真コンクール表彰式を実施-入賞作品発表!


   『表彰式の様子』


本日、2017秦野観光写真コンクール表彰式を行いました。ここで全体講評と上位入賞作品の講評をご紹介させていただきます。
講評は今回、作品の審査していただいた山口高志先生にお願いいたしました。

2017秦野観光写真コンクール入賞作品アルバムを見る

《全体講評》
 本年度審査を担当致しまして、表丹沢山地に抱かれ神奈川県内唯一の盆地に開けた秦野市の変化と豊かな自然に恵まれた景観。多様な行事や祭り、人々の暮らしの一端を覗うスナップの妙味を楽しみました。数多く応募頂いたオンライン応募作品にはコントラスト、彩度、を始め現実感を逸した画像調整過度の作品が多々見られました。
 デジタルカメラは色合いや明暗を自分好みにコントロールできる利点があるものの、特に自然物を対象とした映像では度を越すと鑑賞者に現実離れした印象や不自然感を抱かせます。画像調整はあくまで写されている内容や色合い、鮮やかさや明暗のバランスを整える為の効果要素として用いるのが、作品の印象を高めると判断します。


推薦  「桜吹雪舞う」   奈良庸文


《講評》
 舞い散る桜をスチール(単)写真でこのショットのように明快に捉えるのは思いの外難しいのです。ポイントは花弁と認められる散る桜までの距離とシャッタースピードの選択、背景が程よい暗さでなければこのように写し止められません。活動期の子供はどの様な所も恰好の遊び場と心得、その体験から様々な事を習得し判断力を養い成長します。花吹雪の中で活発に遊ぶ少年の動作をタイミングよく捉え巡る季節を巧みに演出されました。


特選  「森の朝」   野川圭太


《講評》
 震生湖は大正の関東大震災時にできた周囲約1キロの小さな堰止湖。晩秋の湖畔はカエデ類を始めクヌギ、コナラ、クリなどの落葉樹が美しく彩ります。本作品は冷え込んだ早朝に撮影された模様で、朝日の射しかける白白した空を隠すようにバランスよく紅葉で覆い画面を落ち着かせるとともに、早朝の静寂な大気感をも表しています。紅葉の色彩描写も自然で湖面の奥に這う靄の様子を覗い、的確に画面構成されました。


特選  「春を呼ぶアルプホルン」   佐藤泰弘


《講評》
 毎年春、表丹沢の山開き(秦野丹沢まつり)に戸川公園で行われるアルプホルンの演奏。17年は好天に恵まれ、背景とされたサクラの咲具合と種類による色合いの違いが画面に変化と奥行きを生み、一際華やぎが盛られました。良いカメラポジションを選ばれ、演奏者の連なりと光沢のあるアルプホルンが伸びやかに映り、豊かで軽快なホルンの音が画面に響くようです。


特選 「里山情景」   佐藤美栄子


《講評》
 麦わら帽子でその様子は窺えません。が、表丹沢の稜線の連なりに視線を注ぎ、描き終えた手応えと充足に浸る気配、雰囲気が感じられます。イーゼルの据えられた堤の緩やかな曲線が丹沢の尾根へ視線を導くとともに画面に遠近をもたらし、稲の重みに傾ぐ稲穂が刈入れ間近の季節と晴れ渡った穏やかな初秋の好日感をリアルに伝え、味わい深いスナップショットです。

--------------

他の入選作品につきましては、入選作品アルバムのページをご覧ください。
プリントされた入選作品は、今後、各公民館や5月下旬に開催される秦野市商工まつりにて展示する予定です。
・4月1日(日)~ 4月20日(金):本町公民館
・5月1日(火)~ 5月21日(月):東公民館
・5月26日(土)・27日(日)  :秦野市商工まつり   ・・・など

2017秦野観光写真コンクール入賞作品アルバムを見る


今回の応募作品は、 応募総数960点(うちオンライン応募は652点、プリント応募は308点)でした。
来年度も写真コンクールを開催いたしますので、皆様の力作のご応募お待ちしております。


《問合せ先》 一般社団法人 秦野市観光協会 TEL:0463-82-8833

Copyright(C) 秦野市観光協会 All rights Reserved.
当サイトに掲載のコンテンツ(情報・資料・画像等)の無断転載を禁じます。